マンガ1:『恋は光』秋★枝

お久しぶりです。本エントリーは最近読んだ漫画である『恋は光』について紹介したいと思います。

 

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)

 

 この作品は、「恋をしている女性の光」を見ることができる西条(さいじょう)とその幼馴染である北代(きたしろ)、文学部の東雲(しののめ)らによる恋愛漫画です。この紹介文だと陳腐に見えますね。私はあまりドロドロになりがちな恋愛漫画は好きではないのですが、この作品はさくさく読むことができました。

 

アマゾンのレビューを引用しますと

 

恋愛マスター(?)「秋★枝」による最新コミックス 「恋は光」1巻

ウルジャンでの連載から追っていて、1巻の発売を非常に楽しみしていたのだが…
現在連載中のラブコメで最もオススメの漫画であり、今のところ秋★枝漫画の最高傑作になる予感がすると言えよう
いや、ハードルを上げるのも良くないことはわかってるはいるのだが、これがオススメせざるを得ないのだ

恋をしている人間が発する光が見えるという非モテ大学生が主人公
設定自体はファンタジーなのだが、抱える悩みやその人物造形が非常にリアルで感情移入してしまう
そしてそんな主人公が惚れたヒロインは、なんというか説明しがたい、変わった人 しかしこれがなんとも魅力的
そしてそんな主人公を支える幼馴染 彼女もまたいい人なのだ

設定ゆえに最近流行りの難聴鈍感主人公になることもなく、展開も速めで面白い 絵柄もぴったり合っている

と、キャラ・展開・設定が魅力的なのに加え、セリフが非常に巧い
キャラによるのか漫画の描き方によるのかはたまたその両方に起因するのか、ただの会話が凄く面白いのだ

とにかく、氏のファンはもちろん、ちょっと斬新なラブコメが読みたいなー、と思っている人にオススメの一冊

Amazon.co.jp: 恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス): 秋 枝: 本

 

おおよそこのレビューに要約されていますが、個人的に魅力を感じた点を三つほど。

 

➀絵がきれい

 表紙はかなり控えめですが、本編の方を読んでみればそのタッチの丸さであったり、書き込みの多さに驚嘆するでしょう。この作者の漫画は読んだことはないのですが、他の作品も気になります。そして、絵のうまさもさることながら、それを引きだたせる構図が素晴らしいです。例え、文字を読まないにしても、その漫画に漂う”空気感”だけでサクサク読み進めていくことができるのではないでしょうか。

 

➁キャラクターが愉快

 この部分こそこの漫画をよくある恋愛漫画の範囲内に収めない大きな根拠の一つでしょう。主人公が光を見ることができる、という特徴だけでなく、その幼馴染の達観した立ち回り、東雲の思考展開、どの要素一つとったとしても既存の恋愛漫画とは異なる色合いを出しているように思われます。

 

➂なにげない話がおもしろい

 正直、恋愛漫画の根幹って「➀主人公に好きな人が出来る→➁付き合うまで紆余曲折→➂ライバル登場→➃付き合う→⑤サブキャラ同士の恋愛事情→⑥主人公カップルが些細な事で喧嘩→⑦さらにライバル登場→雨降って地が固まる→⑤~⑦を繰り返す→⑧突然10年後に時代が飛び、結婚式*1」だと思うんです。その予定調和からはみ出ることで差別化をはかることや*2、この既定路線に乗りながら様々な色合いを出すことが要求されます。そしてほとんどの恋愛漫画は後者を志し、それに失敗して、一時期の流行を勝ち得るにしても、名作にはなりえないことが殆どです。この漫画も多分にもれず、後者の例を採用しているのですが、”今のところ”上手くいっているように感じます。ネタバレは避けますが、是非、漫画を手に取ってその片鱗を味わってみてください。

 (2015年9月8日時点で三巻まででいます。以下デジタル版と書籍版のURLです)

恋は光 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 
恋は光 3 (ヤングジャンプコミックス)

恋は光 3 (ヤングジャンプコミックス)

 
恋は光 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 
恋は光 2 (ヤングジャンプコミックス)

恋は光 2 (ヤングジャンプコミックス)

 
恋は光 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

*1:典型例としては、君に届け

*2:例えば、ハチミツとクローバーがそれに当てはまります。